再帰代名詞|TOEIC Part5 今日の1問
問題
With the assistant manager away on leave, Ms. Delgado conducted the vendor negotiations ____.
- Aher
- Bhers
- Cherself
- Dshe
正解と解説を見る
和訳アシスタントマネージャーが休暇で不在だったため、デルガドさんは取引先との交渉を自ら行った。
完成文With the assistant manager away on leave, Ms. Delgado conducted the vendor negotiations herself.
- 正解(C):conducted の目的語はすでにあり、空所は無くても文が完成する。この位置に置いて「自分で」と主語を強めるのが再帰代名詞 herself。
- (A):her は目的格か所有格。目的語はもう埋まっており、後ろに名詞も続かない
- (B):hers は「彼女のもの」。名詞の代わりなので、この位置には置けない
- (D):she は主格。主語は Ms. Delgado がすでに担っている
ポイント空所が無くても文が成立する=-self
くわしい解説
なぜこの答えになるのか
まず空所を隠して読んでみてください。conducted の目的語は the vendor negotiations で埋まっており、空所が無くても文として完成しています。つまりここは文の骨格に必要な要素ではなく、付け足しの位置です。人称代名詞のうち、この「無くても成立する位置」に置けるのは再帰代名詞だけで、意味は「自分で・自ら」。他人に任せず本人がやった、という強調になります。主語が Ms. Delgado なので形は herself です。この強調用法は文末に置くのが基本ですが、Ms. Delgado herself conducted 〜 のように主語の直後に置くこともできます。空所の前で文が完成しているかどうかを見るだけで、意味を考えずに決められる問題です。
ほかの選択肢がなぜ違うのか
- Aher は「彼女を」(目的格)と「彼女の」(所有格)の2つの働きを持ちます。しかし目的格なら conducted の目的語になるはずが、その席は the vendor negotiations が埋めています。所有格なら直後に名詞が必要ですが、空所のうしろはピリオドです。どちらの読み方でも成り立ちません。
- Bhers は「彼女のもの」で、所有格+名詞をひとまとめにした形です。This desk is hers. のように名詞の代わりとして使います。この文では交渉を「彼女のもの」と呼ぶ意味にならず、そもそも動詞の後ろに名詞をもう1つ置ける形でもありません。
- Dshe は主格なので、文の主語になる形です。しかしこの文の主語はすでに Ms. Delgado で、1つの述語に主語が2つ並ぶことはありません。空所を主語の位置と勘違いすると選びたくなる、形だけの誤答です。
あわせて覚えたいこと
再帰代名詞には2つの用法があります。1つは目的語としての用法で、主語と目的語が同じ人を指すとき(She introduced herself.)。もう1つが今回の強調用法で、「自ら」という意味を足すだけなので取り除いても文が成立します。この違いは「消して読めるかどうか」で判定できます。また by oneself(独力で・1人で)、for oneself(自分のために・自力で)、in itself(それ自体で)のような決まった形も頻出です。help yourself to 〜(〜を自由にお取りください)は接客場面の定番表現なので、あわせて覚えておくと Part 2・Part 3 でも効きます。
例文で確認
- The president answered the reporters' questions himself.社長は記者の質問に自ら答えた。(強調用法・消しても文は成立する)
- New employees should introduce themselves at the morning meeting.新入社員は朝礼で自己紹介をすること。(目的語としての用法)
- She set up the entire booth by herself.彼女はブース全体を1人で設営した。(by oneself=独力で)
今日のキーワード
on leave休暇中で・休職中で
The design director will be on leave until the end of the month.
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