省略疑問(Any luck)|TOEIC Part2 今日の1問
問題
Any luck reaching the supplier about the delayed parts?
- AI've left two messages, but nothing so far.
- BYes, the parts were delayed again.
- CThey're lucky to have such a supplier.
正解と解説を見る
AI've left two messages, but nothing so far.2回伝言を残しましたが、今のところ音沙汰なしです。正解
和訳遅れている部品の件、仕入先に連絡ついた?
選択肢の訳
- A2回伝言を残しましたが、今のところ音沙汰なしです。
- Bはい、部品はまた遅れました。
- Cあんな取引先があって彼らは幸運ですね。
- 正解(A):Any luck〜? は「うまくいった?」と尋ねる省略表現。経過を述べて答えるのが自然。
- (B):delayed の反復を狙うワナ。Yes で始まるが、連絡がついたかに答えていない。
- (C):luck→lucky の音の反復を狙うワナ。全く別の話にすり替えている。
ポイント「Any luck〜?」=「首尾はどう?」。Did you〜? が省略された形で、上級の頻出表現。
くわしい解説
なぜこの答えになるのか
Any luck〜? は Did you have any luck〜?(うまくいきましたか)から Did you have を省略した形で、「首尾はどう?」と経過を尋ねる言い方です。疑問文の形をしていないため、Yes / No で答える発想から離れる必要があります。正解(A)は「2回伝言を残したが、今のところ返事がない」と、やったことと現状をそのまま報告しています。つまり「まだ連絡がついていない」という否定の答えを、No を使わずに伝えているわけです。Part 2 の上級問題では、このように結論を言わずに状況だけを述べる応答が正解になります。
ほかの選択肢がなぜ違うのか
- BYes で始まるので一瞬正しく聞こえますが、答えているのは「部品が遅れたか」であって、「仕入先に連絡がついたか」ではありません。問いかけの中の delayed をそのまま繰り返すことで、聞き取れた単語に引きずられる受験者を狙っています。Yes/No で始まる選択肢ほど、後半まで聞いて内容を確かめてください。
- Cluck と lucky は音が似ているだけで、意味のつながりはありません。しかも話題が「彼らは幸運だ」という第三者の評価にすり替わっており、こちらの問いかけには全く答えていません。語形が少し変わった同系統の音は、Part 2 で最も多いひっかけです。
あわせて覚えたいこと
Any luck〜? のほかにも、Part 2 では主語や助動詞が省略された短い問いかけが頻出します。Anything I can do?(何か手伝おうか)、Done with the report?(報告書は終わった?)、Ready to go?(もう出られる?)などです。いずれも文法的には不完全ですが、会話では普通に使われます。省略形は一瞬で終わるため、聞き逃すと質問の種類が分からなくなります。文頭の1〜2語を確実に捉える練習をしておくと安定します。
例文で確認
- Any luck with the printer?プリンターの件、うまくいった?
- No luck yet — I'll try again this afternoon.まだダメです。午後にもう一度やってみます。
- I've left two messages, but I haven't heard back.伝言を2回残しましたが、返事がありません。
同じような設問の返し方をまとめて確認する → 応答パターン集