TOEIC Part2 860点レベル 平叙文(困りごと=暗黙の依頼)

平叙文(困りごと=暗黙の依頼)|TOEIC Part2 今日の1問

問題

I can't seem to find the file you mentioned.

  1. AYes, I mentioned it briefly.
  2. BThe filing cabinet is by the window.
  3. CI'll resend it in a moment.
正解と解説を見る
CI'll resend it in a moment.正解

和訳言っていたファイルが見つからないんだけど。

選択肢の訳
  • Aはい、少し触れました。
  • B書類棚は窓のそばです。
  • Cすぐに送り直しますね。
  • 正解(C):困りごとの報告は暗黙の依頼。解決の申し出で返すのが自然。
  • (A):mentioned の反復を狙うワナ。疑問文ではないので Yes で受けるのも不自然。
  • (B):file→filing の音の反復を狙うワナ。書類棚の場所は聞かれていない。

ポイント「〜が見つからない」は依頼の裏返し。I'll〜 と自分が動く返しが正解になる。

くわしい解説

なぜこの答えになるのか

この問いかけは疑問文ではなく、平叙文です。I can't seem to find 〜(どうしても〜が見つからない)は、困っている状況を伝えているだけに見えますが、実際には「探すのを手伝ってほしい」「もう一度送ってほしい」という依頼が裏に隠れています。英語では、頼みごとを直接言わずに状況だけを述べて相手の行動を促す言い方がよく使われます。正解(C)の I'll resend it in a moment.(すぐ送り直します)は、その隠れた依頼を汲み取って自分が動くと申し出た応答です。Part 2 で平叙文が流れてきたら、Yes/No を探すのではなく「相手は何をしてほしいのか」を考えると正解に届きます。seem to は「どうも〜のようだ」と断定を和らげる働きで、相手を責めない言い方にするための工夫です。

ほかの選択肢がなぜ違うのか

  • Amention という語が問いかけと選択肢の両方に出てきます。しかもこの選択肢は Yes で始まりますが、そもそも問いかけが疑問文ではないので Yes で受けること自体が不自然です。平叙文に Yes/No で応じる選択肢は、まず疑ってかかってください。
  • Bfile と filing は同語源で音がよく似ています。内容も「書類棚は窓のそば」と、探し物の話に沿って聞こえますが、尋ねられているのは物理的な棚の場所ではなく、電子ファイルが見つからないという困りごとです。話題が近いだけに紛らわしい、質の高いひっかけです。

あわせて覚えたいこと

困りごとを述べる平叙文には、決まった応答パターンがあります。①自分が対処する(I'll take care of it. / I'll resend it.)②原因を示す(It's still in the shared folder.)③代案を出す(Try the archive folder.)。いずれも Yes/No は使いません。似た言い出しに I'm having trouble with 〜/ The printer isn't working / I couldn't reach him. などがあり、どれも「で、どうしましょう」という含みを持ちます。TOEIC では①の申し出が最も多く正解になります。

例文で確認

  • I can't seem to open this attachment.この添付ファイルがどうしても開けません。
  • I'll send it in a different format.別の形式で送り直しますね。(申し出で返す)
  • I'm having trouble with the projector.プロジェクターの調子が悪いんです。

同じような設問の返し方をまとめて確認する → 応答パターン集

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