可能性(Is there any chance)|TOEIC Part2 今日の1問
問題
Is there any chance we could push the deadline back a week?
- AI haven't had a chance to review it.
- BThe deadline was posted on the board.
- CThat depends on what the client says.
正解と解説を見る
和訳締め切り、1週間延ばせない?
- Aそれを確認する機会がありませんでした。
- B締め切りは掲示板に貼ってあります。
- Cクライアントの返事次第ですね。
- 正解(C):可否を断定せず「〜次第です」と条件を示すのも立派な応答。
- (A):chance の反復を狙うワナ。「機会がなかった」で可否に答えていない。
- (B):deadline の反復を狙うワナ。掲示場所の話にすり替えている。
ポイント「Is there any chance〜?」は丁寧な打診。That depends〜 も正解になる。
くわしい解説
なぜこの答えになるのか
Is there any chance 〜? は「〜する可能性はありますか」と、遠回しに頼みごとをする言い方です。直接 Can we push the deadline back? と言うより柔らかく響くため、立場が上の相手や社外にも使えます。後ろは that 節(any chance we could 〜)か of 〜ing(any chance of postponing 〜)です。形の上では Yes / No で答えられそうですが、実際には即答を避けて条件を示す返し方がよく使われます。正解の That depends on what the client says.(クライアントの返事次第です)は、できるともできないとも言っていません。それでも「自分だけでは決められない」という情報がはっきり伝わるため、応答として十分に成立します。Part 2 の上級問題は、この「決めないことで答える」返しを見抜けるかを試してきます。
ほかの選択肢がなぜ違うのか
- A問いかけの chance をそのまま繰り返して音を重ねています。ただし any chance(可能性)と a chance to 〜(〜する機会)では意味が違います。内容も「まだ確認していない」という自分の状況で、締め切りを延ばせるかどうかには答えていません。同じ語でも文脈で意味が変わる、質の高いひっかけです。
- B問いかけの deadline を繰り返して音を重ねています。内容は掲示場所という Where 〜? への応答で、延長できるかという可否には触れていません。しかも受動態の過去形なので、これからの調整を尋ねる問いかけとは時制も噛み合いません。
あわせて覚えたいこと
遠回しに頼む言い方はまとめて覚えると強くなります。Is there any chance 〜? / Would it be possible to 〜? / Do you think we could 〜? / I was wondering if 〜 はいずれも「〜できないでしょうか」。答え方は4通りで、①受ける(Sure, that shouldn't be a problem.)②条件を示す(That depends on 〜 / As long as 〜 / If the client agrees.)③確認すると伝える(Let me ask the manager.)④断る(I'm afraid the date is fixed.)。TOEIC では②と③が正解になりやすく、はっきりした Yes / No はむしろ不正解側に置かれがちです。また push back は「後ろへずらす=延期する」で、move up(前倒しする)と対になる重要表現です。
例文で確認
- Is there any chance you could join us on Friday?金曜にご参加いただくことはできそうでしょうか。
- That depends on how the morning goes.午前の進み具合次第ですね。(条件を示して答える)
- Could we move the launch up by a week?発売を1週間前倒しできますか。(push back の反対は move up)
同じような設問の返し方をまとめて確認する → 応答パターン集